人生で最後のイベントとなる葬儀では、様々な問題が浮上してくるため、事前によく相談をすることが重要です。まず家族や親族間で相談したいことといえば、お金にまつわる問題でしょう。誰が葬儀費用を用意するのか、どの程度の予算で葬儀プランを組むのかは喪主だけで決めてしまっては後々のトラブルにつながりかねません。そのため出来るだけ近親者の親族を集めて、生前の故人の意向を含めた話し合いをしていくことが重要となります。
また、訃報の連絡を誰にするのかも相談しておきたいポイントです。近頃は近親者だけで通夜と告別式を執り行う家族葬も増えていますが、会社関係、知人関係で早く知らせておくべき人がいる場合は早めの対応が重要となります。また、葬儀を請け負う業者と相談しておくべきことも沢山あります。参列者の規模によって会場の手配や食事の用意が変わってくるため、まずはプラン選びから行います。
通夜や告別式が終わった後も、香典返しの手配を委託したり、仏壇や仏具の相談に乗ってもらうなど、業者とは長い付き合いになることも多いため、気になることや不安な点があれば気軽に打ち明けてみると良いでしょう。自分が健康なうちから葬儀会社に足を運んで、生前予約や遺言書などについての話を聞いておくこともおすすめなので、終活として積極的に取り組んでいくのも良いでしょう。そうすれば人生で最後にして最大のイベントを、自分や残された家族が満足出来るものとすることが可能です。