突然の死で葬儀を行うことになり、葬儀費用が何もないという場合があります。香典などでどうにか工面するとして、だとしても出来る限り葬儀費用は削りたいものです。業者に依頼を出す際、最初は様々なオプションがつけられている場合があります。花や棺のグレードなどが高くなっていたり、やけに大きな会場になっていたりします。
しかし、花や棺までに回すお金がない場合は一番下のグレードに下げても何の問題もありませんし、業者でない限りはそこまで気付きません。また、下手に大きな会場を押さえても空席だとなんとも微妙なことになりますし、費用がもったいないので最初から規模を小さくすることが大事です。家族葬や直葬などで葬儀費用自体を一気に削る方法もあるなど、切り詰めようと思えばどこまでも切り詰めることができますが、葬儀後の家への弔問をしていかないといけないということがあります。そうしたものを受け入れるのが面倒と感じるのであればお葬式をやってそれで終わらせるという考え方もあるでしょう。
しかし、大事なことは故人を多くの方に偲んでいただく場を作ることにあります。そうした場に関係ないものは削っていいでしょうが、そうした場すら設けない、場を設けてもあまりに小規模では意味がありません。弔問される方がどれだけいるのか、親族がどれだけ来るのかを十分考慮した上で、こうした場所探しや業者選び、費用のやりくりなどをしていくようにしていきましょう。